HACCP導入
HACCP(ハサップ)は導入しなければならないのか
日本中の消費者を震撼させた「某菓子メーカー期限切れ牛乳使用事件」や「某乳製品メーカー食中毒事件」はHACCPのあり方を考えさせるものでした。
某乳製品メーカーは差別化のためHACCP認定取得したものの正常にHACCPを遂行しなかったために起こりました。
また、埼玉県のハム製造工場の「O-157事件」は保健所のミスという事になりましたが、ハム製造工場のぬれ衣を晴らす証拠になったのが、HACCPによる製造工程管理の記録文書でした。これにより、ハムは殺菌管理を正常に経ていることの証明になりました。
これは、PL法(製造物責任法)に関連してのHACCPの有効性が示された国内初の実例となりました。
HACCPを正常に遂行している食品製造工場にとっては、ぬれ衣をかけられないPL法対策のかなめになります。
HACCPの導入とは、単なる書類つくりではなく、食品製造工場の改善作業なのです。
諸外国のHACCPシステムの導入状況

| 国・地域 | 対象食品等 | 告示年月 | 施行年月 |
|---|---|---|---|
| 米国 | 水産食品 | 1995年12月 | 1997年12月 |
| 食肉・食鶏肉 | 1996年7月 | 1998年1月 | |
| カナダ | 水産食品 | 1992年 | 1992年 |
| 農畜産食品 | 1996年 | 1997年 | |
| EU | 水産食品 | 1991年6月 | 1996年 |
| 食肉・乳等 | 1992年2月 | ||
| 食肉 | 1993年6月 | ||
| ニュージーランド | 乳製品 | 1985年 | |
| 水産食品 | 1993年 | ||
| 食肉 | 1997年1月 | ||
| オーストラリア | 蓄水産食品 | 1992年9月 | 1992年9月 |
| 日本 | 乳飲料、乳製品 | 1995年 | 1995年(任意) |
| 食肉製品 | |||
| レトルト食品 | |||
| 魚肉練り製品 | |||
| 清涼飲料水 | |||
HACCPの概念はひとつですが、各国によって要求内容に相違があります。
工場の全貌
設計当初からHACCP工場を念頭に、株式会社仙台水産と協議の上、作業動線、多温度帯管理、衛生管理を徹底し、「安全・安心」を理念とした工場を作ることができました。
美味しいお魚をもっと食べてほしい。そのためには、お客様に安全なお魚を安心して食べていただくことが不可欠です。 「魚は生臭いからダメ」「とれたての魚に比べたら、店で買う魚なんて…」「一度、あたってから、魚はどうも苦手…」そんな声をよく耳にします。 松やでは創業以来90年、徹底した衛生管理を行い、とれたての新鮮な魚を安全に食卓に届ける「生臭くない」魚工場づくりに挑戦してきました。その全貌をご覧下さい!
※申し訳ございませんが、実際の工場見学は衛生上お断りさせていただいております。

新鮮な魚が入荷!
漁場から直送された魚は、外気に触れることなく加工場に搬入されます。搬入口にはゴムパッキンを備え、トラックを接続する徹底振り!

衛生管理システム
HACCPの厳しい水準をクリアした松やの衛生管理システム。しかし、松やでは以前より「あたり前」に行なっていたことです。

手洗いの励行
工場に入るときはもとより、一つの作業を終えるたびに手洗いを徹底しています。お客様のお口に入るものと考えれば当然のことです。

消毒液の水槽
入場する際、工場内の施設を移動する際には必ず、消毒液の水槽の上を確実に通ります。足もとの衛生管理も決して見逃しません。

完全防備での作業
真っ白な作業着は汚れを見逃さない為。頭の先からつま先まで完全に作業着で覆うことで、作業中の雑菌の付着を確実に防ぎます。

熟練した技
完璧にさばいた新鮮な魚は生臭くありません。熟練した包丁さばきで、バクテリア繁殖の元となる内臓を確実に取り除きます。

製品用エレベーター技
製品専用のエレベーターです。これに、入荷した原材料が載せられることはありません。

原料用エレベーター
漁場から直送された原料専用のエレベーターです。これに出荷製品が載せられることは決してありません。

完全分離の一方通行
原料の入荷から、製品の出荷までは完全に一方通行で作業が進みます。作業員も工場内を逆行することはできません。

消毒の徹底
使った道具は砥石やホースにいたるまですべて、一度使うたびに丁寧に消毒を行います。

異物混入チェック
清潔に保つだけではありません。意図的に鉄とステンレスのテストピースを混入させた抜き打ちチェックを行い、より安全性を求めています。

創業90年を支える包丁技術
松やは社長にいたるまで、ほぼ全員が包丁を扱えるプロ集団です。だから、新鮮な魚を新鮮な内にさばくことが出来るのです。

紫外線殺菌灯つきの包丁保管庫
包丁の柄はすべてプラスチック製、殺菌灯付きの保管庫で、包丁を滅菌管理しています。魚と直接触れるものですから、常に清潔に保つのは当然のことです。
